1997年度秋学期SYLLABUS

コース名など :

卒業研究(メディア表現開発研究)

 

担当教員 :

神山博(久米弘)

 

概 要 :

各種メディア(紙、HyperCard等の電子メディア、VTR等)による自学自習用テキストやコマーシャル等を実際に開発し、その効果を評価する。なお、開発研究に先立ち、研究論文の講読を行う。また、テキスト開発・評価・報告書の作成は、個人毎に行うものとし、最後に研究成果発表会を行う予定である。

 

テキスト :

個別に指示する。

 

参考書 :

必要に応じて個別に指示する。

 

評 価 :

討論への参加、提出物、ならびに、研究成果発表会での発表状況を総合的に判断して評価を行う。

 

その他 :

電子メールを活用し、連絡を密に取るように心掛けて欲しい。

 

授業計画 :

第1回 イントロダクション(9月末の予定)

まず、研究の進め方について解説する。
続いて、発表会等の日程を調節する。
さらに、次回以降に講読する研究論文(次の研究論文一覧を参照のこと)の選択と担当者(レポーター;各論文につき1名)の割り当てを行う。

 

※研究論文一覧

日本教育工学雑誌

  1. 永野和男,久米弘,伊藤剛和(1992) 教師用と児童・生徒用のインターフェイスを持たせた教育用情報交換システムの構成.日本教育工学雑誌,16(1):13-22
  2. 永野和男,奥村英樹(1992) 自作教材開発支援のための環境とシステム構成.日本教育工学雑誌,16(3):143-157
  3. 永野和男(1993) 汎用の関係データベースシステムを授業設計や評価に活用するために追加すべきインターフェイスと機能.日本教育工学雑誌,17(1):1-13
  4. 永野和男,飯田史男,奥村英樹(1993) 精神遅滞児を対象としたコンピュータゲーム的環境による学習の試み.日本教育工学雑誌,17(2):69-84
  5. 森田英嗣(1994) 「誤りから学ぶ」環境の開発研究.日本教育工学雑誌,18(1):1-13

 

東北教育心理学研究

  1. 伏見陽児,麻柄啓一(1986) 図形概念の学習に及ぼす発問系列の違いの効果.東北教育心理学研究,1:1-9
  2. 進藤聡彦,吉田明子(1987) 文章理解における工作的教示の効果.東北教育心理学研究,2:11-19
  3. 知久馬義朗,小野寺淑行,岩崎哲郎(1989) 科学的思考をうながす歴史教材の開発−教材「土器を作った人々」の構成と実践−.東北教育心理学研究,3:1-14
  4. 工藤与志文(1989) ルール学習におけるストラテジーと情報処理型の交互作用について.東北教育心理学研究,3:15-27
  5. 知久馬義朗(1991) 質量保存に関する子供の誤ルールとその組み換え.東北教育心理学研究,4:1-14
  6. 佐藤康司(1991) 教授ストラテジーの構成と改善に関する研究−「液体の密度」の学習について−.東北教育心理学研究,4:15-25

 

教育心理学研究

  1. 麻柄啓一,伏見陽児(1980) 幼児の法則学習における「劇化」教材の効果.教育心理学研究,28(3):212-218
  2. 大宮俊恵,松田文子(1987) 児童の内発的動機づけに及ぼす教師の外的教科の効果.教育心理学研究,35(1):1-8
  3. 麻柄啓一(1989) 問題解決における典型性効果.教育心理学研究,37(4):312-319
  4. 佐藤康司,斉藤裕(1990) 幼児の「動物概念」形成に関する構成法的研究.教育心理学研究,38(3):287-296
  5. 麻柄啓一(1991) 日常生活場面の事例がルールの学習に及ぼす効果.教育心理学研究,39(3):261-269
  6. 工藤与志文,白井秀明(1991) 小学生の面積学習に及ぼす誤ルールの影響.教育心理学研究,39(1):21-30
  7. 麻柄啓一(1992) 内包量概念に及ぼす不合理信念の効果.教育心理学研究,40(1):20-28
  8. 小林敬一,丸野俊一(1992) 展望的記憶に影響する要因としてのメタ記憶知識の内容とその過程分析.教育心理学研究,40(4):377-385
  9. 進藤聡彦(1993) 適用範囲の縮小過剰型のru-barの修正方略.教育心理学研究,41(2):135-142
  10. 麻柄啓一(1994) 法則学習における「験証」法の効果−帰納・演繹法批判−.教育心理学研究,42(3):244-252
  11. 麻柄啓一(1996) 学習者の誤った知識はなぜ修正されにくいのか.教育心理学研究,44(4):379-388
  12. 工藤与志文(1997) 文章読解における「信念依存型誤読」の生起に及ぼすルール教示の効果−科学領域に関する説明文を用いて−.教育心理学研究,45(1):41-50
  13. 舛田弘子,工藤与志文(1996) 初学者に対する「文脈効果」を応用した読解指導の有効性について−古典教材を用いて−.教育心理学研究,44(4):445-453

 

読書科学

  1. 舛田弘子,工藤与志文(1994) 翻案教材を用いた古文の読解指導の試み.読書科学,38(4):128-140

 

第2回〜第4回 研究論文の講読

報告書の書き方を学び、開発研究の構想に役立てるため、研究論文の講読を行う。構想発表会を考慮に入れながら学習を進めて欲しい。
担当者は、レポート発表会の前の週の金曜日(午後5時)までに資料を作成する。
資料では、それぞれの事柄について単にまとめるだけでなく、発表日に行われるであろう質疑応答を想定して準備しておくこと。
資料の作成に際しては、電子メールを中心に質問を受け付ける。

 

第5回 レポート発表会(10月末の予定)

レポーターが適宜発表を行い、その他の参加者は質疑応答を行う。

 

第6回〜第8回 自学自習用テキスト等の開発と評価

期間中、少なくとも2週間に一回は進行状況等(作成する自学自習用テキスト等の内容、評価の観点等も含む)を電子メールで報告すること。

 

第9回 中間発表会(11月末の予定)

次の事柄を中心に発表し、質疑応答を行う。
(1)トライアウトの様子
(2)問題点と改善案
(3)報告書の構成

発表会の前の週の金曜日(午後5時)までに資料を作成する。
資料では、それぞれの事柄について単にまとめるだけでなく、発表日に行われるであろう質疑応答を想定して準備しておくこと。
なお、電子メールを中心に質問を受け付ける。

 

第10回〜第11回 自学自習用テキスト等の評価と報告書の作成

期間中、少なくとも1週間に一回は進行状況等を電子メールで報告すること。

 

第12回〜第13回 研究成果発表会とまとめ(1月末の予定)

報告書にそって発表し、質疑応答を行う。