回答者:084020 廣瀬 由美
課題1
問1 これまで受けた教授活動を振り返ってみたが、多くの方が挙げているような「技術的」に飛躍した経験を私は持っていないことに気づいた。中学・高校とも記憶がない。運動部に入っていたわけでもない。よくよく思い出してみると・・・あった。それは小学校6年の「道徳」の時間であった。私たち人間に生命があるように、日常食べている「動物」にも生命は宿っている。では、その動物たちの生命はどうなるのか、という内容だった。うまく説明できないのだが、とにかく、それまで食べて当たり前だと思っていた「動物」にも(現在の発達水準)、「生命」があることをクラスのみんなが理解し、「可能性としての未来の発達水準」まで飛ばされたのである。その授業を境に、ものの見方や考え方が一段高くなった。生命のつながりというものが少し分かった気がした。「精神的」に飛躍したと言える見事な教授活動であった。そのときの先生はとても印象にあり、もう一度あの授業を受けたいものだと思う。
問2 「道徳」の授業が成功したのは、先生がクラスの子の精神的な「現在の発達水準」を把握していたからであろう。そこには、教師と子どもの信頼関係が成り立っていたし、年齢的にその教材が合っていたこともある。子どものもつ「もっと知りたい」「もっと考えたい」という意欲を汲み取り、一緒に考えていくような教師の援助のストラテジーが、「発達の最近接領域」の拡大につながったと考える。