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教育工学・視聴覚教育

第7回目の課題(ek7)

九州大学 久米 弘


回答者:081613 廣友 彩弥香

課題1
問1
 私は教育実習などでは子どもに満足できる教授活動をおこなえなかったので、自分が指導教官の先生から受けた日本画の指導を実例として挙げたいと思う。
 
実例 「日本画の指導」
 まず、私は人物画を描いている。人物画は、大まかに人物と背景という二つの要素に分けることができる。それまで私の描いていた絵はまさに人物と何もない一色で塗られただけの背景で構成された絵だった。その絵の下図を先生に見せたところ、「つまらない」と一言。一色で何もない背景の絵が悪いのではなく、そこに何の意味も持たせないことがいけないのだと言われた。なぜ、その色でなくてはならないのか、なぜそれだけの空間が必要なのか、絵全体のバランスはいいのか、様々なことを考えて自分の本当に描きたいこと、伝えたいことを表現していかなくてはならないと教えていただいた。そして、その指導とともに日本画の画材には通常用いないアクリル絵の具を用いて自分なりの表現を探すように促された。その後、私はこのアクリル絵の具に夢中になってしまった。
 ここで「現在の発達水準」は人物と何の意味を持たない背景で構成された絵しか描けないことであり、「可能性としての未来の発達水準」は意味のある背景を描き絵全体で伝えたいことを表現できるようになるということである。技術的な発達というよりも、精神的な発達のほうが大きいように思う。技術的な面ではあまり馴染みのないアクリル
絵の具を用いるという技法を教えていただいたことが援助であり、自分なりの使い方を発見することが「可能性としての未来の発達水準」である。

問2
 問1の実例をもとにして考えると、意識改革をさせるような援助が重要ではないかと思う。しかし単にその人の持っている考えを覆すことを目的とするのではなく、なぜ、そのように考え方を変える必要があるかを納得させられるような理由を提示することが重要である。私が受けたものはドヒャー型ストラテジーだったと思っている。指導を受けたときはあまり理解できなくても、その後にそのことを理解したいと思って努力するようになるし、結果的には発達の最近接領域を拡大できるようになる。



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