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教育工学・視聴覚教育

第7回目の課題(ek7)

九州大学 久米 弘


回答者:081323 城谷 剛

課題1
 問1
   僕は、附属小で5週間、副免のため中学校で2週間、教育実習を行いました。この期間は一般的には長いかもしれませんが、この実習の期間で発達の最近接領域の実例を挙げるのはなかなか難しいと思いました。そこで、僕が卒業研究で取り上げた実践例を挙げたいと思います。僕は構成主義に基づいた算数の授業について卒業研究で考察しました。その際、Kamiiという人の研究を取り上げました。彼女は、小学校の初等学年(1-4学年)において算数で筆算を取り扱うのは、やめるべきだと主張しています。彼女の調査では、暗算で問題を解いた子供のほうが筆算で問題を解いた子供よりも正答率が高かったのです。この結果から、彼女は、足し算や引き算を1年生で教えることを否定しています。彼女は、カードやすごろくなどのゲームを使った学習を行い、子供たちが数の概念を構成したとき、初めて足し算や引き算を学習に取り入れています。つまり、筆算を使って問題を解いた子供の状態が「現在の発達水準」とすると、暗算で問題を解いた子供の状態が「可能性としての未来の発達水準」と言えるのではないでしょうか。筆算を教えずに子供たちに計算のやり方を考えさせることにより、筆算を使った子供と暗算を使った子供との間に正答率の差が出てきたことが「発達の最近接領域」と言えると思います。
 問2
   構成主義に基づいた授業では、子供主体の授業が展開されています。問題が生じたとき、教師がやり方を教え、それを真似させるのではなく、子供自身にやり方を考えさせ、仲間と意見の交換をすることによって、問題解決のストラテジーを構成するのです。「発達の最近接領域」を拡大させるための手段のひとつとして、教師の働きかけを表面に出さないこのような授業もよいのではないかと考えます。



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