回答者:081223 田川 美里
課題1
1.発達といえるかどうかは分からないが,私は高校の頃,以下のような経験をした.私は中学,高校とバレー部に所属しており,一応エースポジションのレフトを任されていた.しかし,ある時,スランプに陥り,いくら練習を重ねても,あるレベル以上にのびることができなくなった.そんなとき,顧問の先生からフォームについての指摘を受けた.私は本来,右利きなのだが,ステップの踏み方が左利きになっていたのだ.その日から,スパイクの練習になると私だけみんなとはちがうメニューを行うようになった.ひたすら,ステップの練習を行った.ボールも何もない状態で,正しいステップを踏みジャンプすることは容易にできた.しかし,実際ボールを用いると全くできなくなる.さらには,ステップばかりに気を取られ,それまでできていたことも全くできなくなった.そこで,顧問の先生は私に,自分の動きやすい方法でスパイクを打ってもよいと言ってくださった.ただし,それまでのレフトポジションからライトポジションに移された.最初はとまどったが,自分なりの打ち方でスパイクを打つうちに,いつのまにか,そのポジションをこなせるようになった.ある時,先生に言われレフトポジションにもどったが,それまでのスランプが嘘のように,スパイクの威力も,コースの狙い方も数段上達していた.すなわち,「現在の発達水準」が,スランプに陥り,あるレベルで止まってしまったことであり,「可能性としての未来の発達水準」は言うまでもなくスパイクの威力等が数段上がったことである.
2.この経験は自分でもなぜなのか分からなかったが今では何となく分かるような気がする.中学の3年間をでたらめなフォームで通してきた私にはそれを変更することは非常に難しくさらに言えば,ほぼ不可能であった.しかし,ライトポジションに移動するということを通して,私はある意味成長を遂げた.このことから考えられる援助のストラテジーのひとつとして,環境を変えてみてやると言うことがあげられるのではないだろうか.