問1 例えば、種子植物の「花」は受粉によって種子という子孫を作るための生殖器官である。しかし、子ども達(あるいは大人でも)は、おしべ・めしべの存在や機能にではなく、花びらの存在に着目し、「目立つ、きれいな花びらがあるのが花だ」と表現しうるような(誤った?)ルールを持ちがちである。本講義では、学習者が自力で作り上げてしまっているこのような知識を「ル・バー=システム(土着の知識信念体系)」と呼んだ。
さらに、ル・バー=システムには、次のような特徴があった。
- 自己の経験の範囲を越えて適用する
- 必ずしも正しい解決をもたらさない
- 現象的に顕著な性質や部分に着目する
- 意識せずに判断の根拠となる
これらのことを踏まえ、以下の問い(1)〜(4)に答えよ。
(1)土着の知識(信念)を1つ挙げよ。
(2)前問(1)で挙げた土着の知識(信念)が、体系をなすことを示せ。
(3)前問(1)で挙げた土着の知識(信念)に対応する「土着でない知識(信念)」を示せ。
(4)前問(1)の土着の知識(信念)が、意図的計画的な教授活動に対して障害状況となっていることを、実例を挙げて示せ。
問2 前問に対する他の受講生の回答を読んでおくこと。