六点漢字の基礎

出典:沖縄県立沖縄盲学校、1989年4月発行『六点漢字の基礎―私にもできる六点漢字―』 原本形態:スキャンPDF(6tenOkinawa.pdf、全29画像ページ、テキスト層なし) 変換方法:JJ Hirosshi氏によるページ画像+点字パターンの目視転記をもとに、Claudeが表構造として再整理。 n1-jis1.txtn1-jis2.txt(JISコード順・全6,349件の音符号点番号列辞書)、およびkanji.csv(長谷川貞夫先生編 『六点漢字解説一覧表』に基づくとみられるカタカナラベル表記データ)との機械照合により、転記誤りを修正した(第6版)。

照合用データの出典

版について:目次は原本のページ番号ベースのものを廃止し、本ファイルの実際の構成に基づいて作成し直した。 原本のPDFファイル自体に存在しない内容(Ⅰ章3・4節、資料1〜13)は対象外としている。

用語について:本ファイルでは、点字の1〜6の点の組み合わせを「1,6 」のような数字列で表したものを 「点番号列」と呼ぶ(本プロジェクト独自の呼び方であり、原本や点字の専門文献に基づく正式名称ではない)。 以前の版では「点コード」としていたが、JIS漢字コードの「区点コード」と紛らわしいため、第4版より改めた。


目次


I. 六点漢字の学習をするにあたって ✅

1. 点字と墨字の違い

  1. 点字は仮名だけで表現されるが、墨字はひらがな・カタカナ・漢字が混じっている。
  2. 点字にはないが、墨字には漢数字がある。
  3. カタカナは外来語(パン・ミルクなど)や擬声語(ワンワン・ザーザーなど)に使われる。
  4. 点字の助詞「え」「わ」は、墨字では「へ」「は」と書く。
  5. 点字の長音符は、墨字のカタカナでは点字と同じだが、ひらがなでは多くの場合「う」と書く。
  6. 点字では空白が読点の役目をする場合が多いが、墨字では読点を書く。
  7. 点字は表音文字のため分かち書きをしないとわかりにくいが、墨字では分かち書きをしないで続けて書く。
  8. 点字では段落は行頭を2マスあけるが、墨字は1マスあける。
  9. 点字は文字の大きさが一定で横書きだけであるが、墨字は文字の大きさや字体を変えたり、縦書き・横書きを使い分けたりする。

2. 文字を書いてみよう

  1. ひらがなと数字の書き方は、点字と同じである。
  2. 漢数字の場合は、5の点を入力し、その後に数字を書く。
  3. カタカナを書く場合は、6・36の点を入力し、書き終ったら、23の点で解除する。
  4. アルファベットを書く場合は、236の点を入力し、小文字はそのままで、大文字は6の点を入力する。解除は356の点を入力する。

II. 六点漢字の音符号について ✅

基本定義

【KBPプロジェクトとの対応メモ】本資料の「音符号の1マス目/2マス目」は、KBPの前置符号を含めた通し番号でいう 「2マス目(グループ)」「3マス目(最初の音)」に相当すると考えられる(前置符号を1マス目に含めるかどうかの違い)。

1. 規則音符号について

# 条件 1マス目の点 2マス目 例(漢字:1マス目,2マス目,3マス目)
(1) 音読みの語尾に「ン」がつく時 4・5・6の点 音読みの最初の文字 間 456,16,1
山 456,156,34
南 456,13,12356
遠、近、円、見、川、犬
(2) 音読みの語尾に「ツ」または「チ」がつく時 2・6の点 同上 雪 26,12456,346
日 26,123,1236
切、立、血、決、節、熱、骨、末
(3) 音読みの語尾に「ク」または「キ」がつく時 2・5・6の点 同上 木 256,23456,126
石 256,12456,12
目、足、北、白、赤、的、積、責
(4) 音読みが単音節の場合 5・6の点 音読みそのもの 下 56,16,1256
子 56,1256,246
左、糸、花、火、戸、古、夏、味

1マス目が46の点の場合

# 条件 2マス目 例(漢字:1マス目,2マス目,3マス目)
(5) ア段・エ段で始まる音読みの語尾が「イ」の場合 音読みの最初の文字 会 46,16,1
正 46,12456,135
来、海、内、回、太、青、名、西
(6) ウ段・オ段で始まる音読みの語尾が「ウ」の場合 同上 空 46,146,2456
口 46,246,146
勇、数、友、有、走、毛、光、行
(7) イ段で始まる音読みの語尾が「ョウ」の場合(キョウ・ショウ・チョウ・ニョウ・ヒョウ・ミョウ・リョウに適用) 同上 強 46,126,1345
小 46,1256,1235
長、教、鳥、朝、町、少、表、松

1マス目が6の点の場合の特則

条件 内容 例(漢字:1マス目,2マス目,3マス目)
ア段・ウ段・オ段の前 拗音になる(点字の4の点が6の点に移動したものと考えればよい。ただしウ段は「シュ」のみ) 車 6,156,1345
守 6,1456,1356
所 6,2456,2345
者、主、去、初、旅
イ段の前 語尾は「ャク」となる(キャク・シャク・チャク・ミャク・リャクに用いる) 脚 6,126,1
借 6,1256,16
着 6,1235,1345
エ段(ケ・セ・テ・レ)の前 それぞれ「キョク・ショク・チョク・リョク」となる 曲 6,1246,1356
食 6,12456,135
直 6,1235,13
力 6,1245,1235

付則:濁音のつくり方

第2マス目を操作する。

カ行・サ行:それぞれ一段ずつ下げる

清音 点番号列 濁音 点番号列
16 2
126 23
146 25
1246 235
246 35
156 26
1256 236
1456 256
12456 2356
2456 356

例:岩 456,2,12  業 46,23,3  耳 56,236,12356  (人、全、残、月、事、原、魚)

タ行:ダは4の点、デは5の点、ドは6の点で表し、「ヂ・ツ」は「ジ・ズ」に置きかえる

例:大 46,4,24  田 456,5,135  道 46,6,12356  (伝、打、殿、男、動、同、読)

ハ行:「バ・ビ・ブ・ボ・ポ」は「ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ」を1点分だけ右に移動する。ただし「ビ」「プ」は例外規則になる

清音 点番号列 濁音・半濁音 点番号列
136 46
345
56

例:物 26,45,23456  売 46,46,14  分 345,45,3  (病、間、馬、買、別、米、母)

2. 調整音符号について

総数:95個(内訳=下記(1)〜(4)の合計)

(1) 点字表記との重複を避けるために作られたもの(32個)

ア)拗音・半濁音と区別するもの(4件)

語形 元の点番号列(規則どおりだと) 変更後
ハイ(ビャ) 46,136 256,13 (ナ)
フウ(ビュ) 46,1346 256,134 (ヌ)
ホウ(ビョ) 46,2346 256,234 (ノ)

イ)アルファベットと重複するもの(19件)

操作パターン 変換例
a) 規則性から5の点を取り除く ア 56,1 →6,1
イ 56,12 →6,12
ウ 56,14 →6,14
オ 56,24 →6,24
ニ 56,123 →6,123
マ 56,1356 →6,1356
ム 56,13456 →6,13456
b) 5の点を除いた後、2マス目を右へ1点だけ移動 タ 56,135 →6,135 (チャ)→6,46
チ 56,1235 →6,1235 (チャク)→6,456
c) 1マス目の5の点を取り除いた後、2マス目も調整 ト 56,2345 →6,2345 (チョ)→6,23456
ハ 56,136 →6,136 (パ)→6,13
リ 56,125 →6,125 (リャク)→6,15
d) 1マス目を26または256の点に変更 ナ 56,13 →6,13 (ハ)→26,13
ラ 56,15 →6,15 (リ)→26,15
ロ 56,245 →6,245 (リョ)→26,245
ヒ 56,1236 →6,1236 (ビ)→256,1236
ル 56,145 →6,145 (リュウ)→256,145
e) 2マス目だけを操作 ソ 56,2456 →56,456
f) その他 フ 56,1346 →6,1346 (ブ)→46,13456

ウ)記号と重複するもの(9件)

語形 重複する記号 変換前 変換後
注記符 56,23 26,23
角カッコ 56,2356 56,5
ゼツ 疑問符とカッコ閉じになる恐れ 26,2356 26,5
ギャク カギカッコ閉じ 6,23 6,56
ジャク クォーテーションマーク 6,236 256,26
大文字符号 56,6 26,6
脚注符号 56,3456 256,3456
フン 空欄記号 456,1346 456,13456
カギカッコ開き 56,3 26,3

(2) 規則音では表せない音読み(19個)

分類 語形と点番号列
ア)6の点の規則音のうち、ウ段の音をのばすもの(6件) キュウ 6,146
ギュウ 6,25
チュウ 6,1345
ニュウ 6,134
ビュウ 6,56
リュウ 6,145
イ)音読みのウ段の語尾に「イ」のつくもの(5件) スイ 46,1456 (スウ→56,1456
ズイ 46,256
ユイ 46,346 (ユウ→256,123456
ルイ 46,145
ツイ 46,1345 (ツウ→26,1345
ウ)規則音に近い形で表すもの(6件) シュツ 2,6
シュク 256,1456
シュン 456,1456
ジュツ 26,256
ジュク 256,256
ジュン 456,256
エ)その他(2件) シュウ 6,346
ジュウ 456,346

(3) 同音の漢字が多いため、音符号が2つ以上あるもの(39個)

ア)4種類あるもの(1件)

読み 漢字と点番号列(1マス目,2マス目,3マス目)
コウ1 考:46,246,16
コウ2 構:6,234,16
コウ3 香:26,234,16
コウ4 硬:456,234,16

イ)3種類あるもの(6件)

読み 漢字と点番号列
カ1 花:56,16,136
カ2 果:56,356,136
カ3 華:26,356,136
カン1 ―:456,16,1
カン2 汗:6,16,12456
カン3 甘:456,356,1
シ1 糸:56,1256,12
シ2 市:26,134,12
シ3 至:6,34,12
シン1 深:456,1256,1346
シン2 振:456,134,1346
シン3 震:456,34,1346
ショウ1 松:46,1256,1356
ショウ2 招:46,134,1356
ショウ3 升:46,34,1356
トウ1 冬:46,2345,1346
トウ2 踏:6,1234,1346
トウ3 藤:256,1234,1346

ウ)2種類あるもの(24件、◎印は部首を示す)

読み 漢字と点番号列
イ1 ◎意:6,12,246
イ2 衣:46,12,246
エン1 園:456,124,2456
エン2 沿:6,124,2456
カク1 各:256,16,24
カク2 覚:256,14,24
キ1 喜:56,126,345
キ2 寄:256,126,345
ギ1 疑:26,23,14
ギ2 ◎宜:256,23,14
キュウ1 吸:6,146,1456
キュウ2 救:256,146,1456
キョウ1 境:46,126,156
キョウ2 叫:26,345,156
ケイ1 係:46,1246,16
ケイ2 軽:56,1246,16
ケン1 兼:456,1246,16
ケン2 懸:256,1246,16
シュウ1 集:6,346,1
シュウ2 秋:26,346,1
ジョウ1 娘:46,236,13456
ジョウ2 蒸:456,345,13456
セイ1 生:46,12456,12
セイ2 井:56,12456,12
セン1 浅:456,12456,1
セン2 鮮:456,1345,1
ソウ1 走:46,2456,136
ソウ2 掃:46,14,136
チョウ1 兆:46,1235,126
チョウ2 聴:26,35,126
テイ1 庭:46,12345,123
テイ2 ◎停:6,123456,123
ハン1 犯:456,136,24
ハン2 ◎班:456,35,24
フ1 夫:46,13456,24
フ2 負:26,13456,24
ヘイ1 併:46,12346,1
ヘイ2 ◎丙:56,12346,1
ホウ1 宝:256,234,135
ホウ2 奉:26,2346,135
ボウ1 防:46,56,1346
ボウ2 房:46,45,1346
メイ1 名:46,123456,13
メイ2 鳴:56,123456,13
ユウ1 有:46,346,1
ユウ2 遊:256,346,1
ヨウ1 様:46,345,156
ヨウ2 ◎洋:6,345,156

(4) その他:規則音としては作れるが、既に別の音符号に用いられているため新たに音符号を作ったもの(5個)


III. 部首符号について ✅

基本定義

  1. 部首とは、漢字の性質を表すものである。
  2. 康熙字典では214種であるが、六点漢字では226種用いる。
  3. 六点漢字では、部首をカナ2文字で符号化して表している。

⚠️要確認:原本(沖縄県立沖縄盲学校、1989年)の記述では「226種用いる」としているが、以下の一覧は214件で終わっている(原本どおり)。

識別符号(3マス目)の決定規則

六点漢字の基本規則として、識別符号(3マス目)は以下の優先順位で決定される。

  1. 訓読みがある場合:訓読みの最初の音を用いる。
  2. 訓読みがない場合:部首符号(本章の2文字コード)の1文字目を用いる。
  3. 1文字目が同音字と重複する場合:部首符号の2文字目を用いる。

五十音順一覧(214件)

符号の読み方について:一部の漢字に付いている丸数字(①②③④)や片仮名一文字(シ・ト・ク・ニ・モ・マ・ヒ・ネ等)の注記は、 II章(3)の「コウ1・コウ2・コウ3・コウ4」と同じ、同音字の識別符号バリエーション番号である。

# 部首名(部首字形) 代表字 符号 収録漢字例
1 あお(青) アオ
2 あか(赤) アカ
3 あしへん(⻊) ワア 距 跡 践 路
4 あなかんむり(穴) アナ 窃 窒
5 あまい(甘) アマ
6 あみがしら(罒) ヨア
7 あめかんむり(雨) アイ 芬 電イ 零 需
8 あらず(非) アラ
9 いしへん(石) イシ 砲 硝 硫 碁 磁 礎 礦②シ 碑シ
10 いたる(至) イタ
11 いち(一) アワ 丁ワ 万 不 丙② 乙ワ
12 いちた(歹) ヨイ
13 いちてん(丶) ワテ
14 いとへん(糸) イト 系② 紀 級② 約 素 緒 純 経 紺ト 紹② 紳 累 給ト 紘④ 統 維 絡 紋 総 緊 線 綜② 繁② 績ト 織② 綺③
15 いとがしら(幺) ラト
16 いぬ(犬) イヌ
17 いのこ(豕) イノ 象 豪
18 いる(入) イル
19 いろ(色) イロ
20 うお(魚) ヘナ
21 うかんむり(宀) ウオ 宇 宙 宅 官② 寛③ 完 宜② 宗 客 寡② 察 審 寮
22 うしへん(牜) アウ 特 犠② 性②
23 うじ(氏) ウア
24 うす(臼) ウス
25 うまへん(馬) ウマ 駅 駄マ 駐マ 騎マ 験 騰
26 うまれる(生) イキ
27 うり(瓜) ウリ
28 うけばこ(凵) アハ 凶 凹 凸 出
29 えんがまえ(冂) ワマ
30 えんにょう(廴) アエ
31 おいがしら(耂) オイ
32 おうへん(王) オウ 珠 班② 理
33 おおがい(頁) ラカ 項 順 頑 領 頻 題 顎 類
34 おおざと(阝) ヌオ 邦② 郊 邪 邸 郎 郵 部 郡 郷
35 おつにょう(乙) ワオ
36 おとへん(音) オト 韻ト
37 おに(鬼) オニ 鬼② 魅 魔
38 おのれ(己) オレ
39 おんなへん(女) オナ 奴 妃 妾 妥 妊 婦ナ 妙 委 姓② 威② 婚 姻 娘 嬢 娠③ 婆 媒 嫌 娩
40 かいへん(貝) レカ 財 貨 販 賀 費 貯 資 賃 賛 賞 質 賓 賦 購
41 かくしがまえ(匸) ハカ 区 匿
42 かくのかわ(革) ワカ
43 かける(欠) ケカ 欠 欧 歓
44 かぜ(風) カセ
45 かたへん(片) カタ
46 かたな(刀) リカ
47 かねへん(金) カネ 鉱②ネ 鉄 銀 銃 銘 錬 鎮 鑑③ 錠
48 かのほこ(戈) ホコ
49 かみがしら(髟) カミ
50 からい(辛) カナ 辛② 辞
51 かわら(瓦) フカ
52 がんだれ(厂) ネレ
53 きへん(木) キモ 材 末 朱 朴 条 枢 析 枚 査 某② 柄 案 格 核② 校 槽 栽 栓 械 棺② 棋② 棒 概 模 権② 標 機 桟 欄 棄②モ 極 楼 樹 検
54 きがまえ(气) ワキ
55 きば(牙) キハ
56 ぎふのふ(阜) ヌイ
57 ぎょうがまえ(行) ノイ 術イ 衝③ 衛 衝②
58 ぎょうにんべん(彳) ノニ 役 往 復 征② 徐ニ 径 徹 徒 循 微 徴 徳 律
59 きん(斤) オノ
60 く(久) クツ
61 ぐうのあし(禸) ムウ
62 くさかんむり(艹) クセ 芸 英 荘セ 茶 菓② 藩 菌
63 くちへん(口) ロク 可 句 号 史 司② 如 后 吏 員 吟 喚 喫 嘱 舗 嚇 台 呉ク 呈 舎 哲 喝 啓 唯
64 くにがまえ(囗) ニエ 因 団
65 くび(首) クヒ
66 くらべる(比) クラ
67 くるま(車) ユク
68 け(毛) ケモ
69 けいがしら(彐) ヨケ
70 けものへん(犭) ケノ 狩 猛ノ 猟 獄 猶
71 げん(玄) ワケ 玄 率
72 こへん(子) コシ 孝② 孔③ 存 孤
73 こころ(心) コロ 応 志② 忠ロ 念 恩 懇ロ 愛 意 感 想 態 恋 慶 憂 憩② 憲
74 こざと(阝) ヌコ 院 障 陛 陳 陶 陸 隆 階 隊 陽 際 陣
75 こめへん(米) コメ 粧 糖② 精②
76 ころもへん(衤) ソコ 衣 裕 褐 製 複 襲
77 こん(艮) コア (ブシュ2、5-4-27)
78 ごんべん(訁) ナコ 訂 訓 証② 訟③ 詞② 評 講 詩 誌③ 課③ 諸 譜② 諾 誕コ 談 託 謹 謝コ 謄② 誓 識 請② 議 讃 謙②
79 さじのひ(匕) ヒサ
80 さと(里) サト
81 さむらい(士) ライ
82 さら(皿) ラサ 盆 益 盟 監 盤
83 さんずい(氵) サス 汽② 没 況ス 法 活 滋 浪 涯 渓② 渋 淑 渉 済ス 準 演 漫 潔 濫 泌 濯ス 漠 液 漢 派 湾 浄 洋②
84 さんづくり(彡) サツ 彰③
85 さんぼんがわ(巛) カワ
86 しか(鹿) 鹿 シカ
87 しかして(而) シテ
88 しかばね(尸) ネシ 尺 局 尿 屈 展 層 属 履
89 しきがまえ(弋) ワエ 式 弐
90 した(舌) シタ
91 しめすへん(礻) シメ 礼 社 祉② 祖 祥 禁 禅 福 票
92 じゅう(十) ロト 午 卒 卓 博 協
93 じゅうまた(支) サエ
94 しょうへん(爿) ラウ 将 壮② 状
95 しょくへん(飠) ヌタ 館 餓
96 しろ(白) シロ
97 しん(臣) シア 臣②ア
98 しんにゅう(辶) ハウ 辺 迭 逐 途ウ 逸 遷 週 速 達 適 遺② 還
99 しんのたつ(辰) ワタ
100 すいにょう(夊) フス
101 すん(寸) ワス 対 封 尉②
102 すでのつくり(旡) ステ
103 せい(斉) ヤセ
104 た(田) タレ 甲④ 由 画 界レ 畜レ 略 畳② 畔② 番
105 だい(大) ラオ 央 奇 奔 奨②
106 たかい(高) タカ
107 たくみ(工) ワコ
108 たけかんむり(竹) タケ 第 符 策 箇 算 簿 籍 簡
109 たつ(立) タツ
110 たに(谷) タニ
111 たま(玉) オウ
112 たん(単)
113 ち(血) チケ
114 ちから(力) チカ 功 労 劾 勅 勉
115 ちち(父) チフ
116 つ(⺍) イツ
117 つき(月) ルツ
118 つくえ(几) ワツ 凡 処
119 つち(土) チツ 圧 地 塚ツ 坑② 坊 場 堅 堕 堤ツ 塔 報 塁 塀 堂ツ 堀 堕 墜 壇 塾 勘
120 つつみがまえ(勹) ツア
121 つの(角) ツノ
122 つめ(爪) ツイ
123 てつ(屮) アテ
124 てへん(扌) エテ 才 技 抗② 抄 択テ 拘③ 拠 拙 拓 抽 抵② 拍 披テ 抹 括 掲 掌② 措 排 援 揮 提 搭 摂テ 拷 搬 摩 撤 撲 操 擁 擦 擬②
125 と(戸) トヒ
126 とうがまえ(鬥) タト
127 とぶ(飛) トフ
128 とます(斗) イス
129 とまた(攴) トマ
130 とめる(止) ワト 武 歴
131 とらがしら(虍) トラ 虚 虜(トラカンムリ)
132 とり(鳥) トリ
133 なおがしら(⺌) チィ
134 ながい(長) ナイ
135 なべぶた(亠) ナヘ 亡 京
136 なめしかわ(韋) ナワ
137 に(二) イニ
138 においこう(香) カオ
139 にくづき(肉) ルニ 期 肉 肯 肪 胃 能ニ 胎 胆 肺 臓 胴 庸 脈 脳 膜 胞 腸
140 にし(西) ニシ
141 にじゅうあし(廾) シト 弁 弊
142 にすい(冫) ニス
143 にち(日) ヒニ 旬 昨 昭 晶② 晩 普 暇②
144 にら(韭) ニラ
145 にんべん(亻) ニヒ 化 以 仕 仙② 他 代 件 伐 佐 似 依② 佳③ 供 俊 信 便ヒ 個 候 俳 倍 俸 倫 偶 停② 傑 僧 像 僕 僚 億 儀 儒 優 俗 債
146 にんやね(人) ニネ 介 令
147 の(丿) 丿 ノア
148 のぎへん(禾) ノキ 秒 称② 秩 税 租 稿 科 利 穀
149 のごめへん(釆) ノコ
150 のつ(爪) ツイ ― ⚠️(122「つめ」と同一符号。原本どおりだが要確認)
151 のぶん(攵) ノフ 政 敏 敢 敵
152 のめ(丿) メア ― ⚠️(147「の」と同一部首。Nihongo-Pro.com調査により2026-07-24判明)
153 は(歯) ヨハ
154 はこがまえ(匚) ハコ 匠 巨 医
155 はしる(走) ハシ
156 はち(八) ハチ 兵 具 典
157 はつがしら(癶) アツ
158 はは(母) ナハ 毎 毒
159 はばへん(巾) ハキ 希② 帝 師キ 席 帳② 帽② 幕 幣② 幅
160 はね(羽) ハネ
161 はねぼう(亅) ナネ 了 予
162 ひおみのとり(酉) トサ 酪 酵 酷 酸
163 ひき(疋) ヒキ
164 ひつじ(羊) ヒツ
165 ひとあし(儿) ヒア 充 克 児 党③ア
166 ひのかわ(皮) ワヒ
167 ひへん(火) ヒカ 灯③ 炊 炉 燥 爆
168 ひらひ(曰) ヒラ
169 ふしづくり(卩) ヌフ 却 即
170 ふでづくり(聿) フテ
171 ふねへん(舟) フネ 航 般 舶 頗 艦
172 ふゆがしら(夂) フユ
173 ふるとり(隹) ナト 雅 雑
174 ぶん(文) フミ
175 ほうへん(方) ホカ 施 族
176 ぼうへん(|) ナウ ― ⚠️(部首名「ぼう」としてNihongo-Pro.comで確認。2026-07-24判明)
177 ぼくのと(卜) トホ
178 ほす(干) ホス
179 ほとぎ(缶) ホト 缶②
180 ほねへん(骨) ホネ
181 ま(巛) マア ― ⚠️(85「さんぼんがわ」と同一部首。Nihongo-Pro.com調査により2026-07-24判明)
182 まげあし(尢) モア
183 ます(舛) マス
184 また(又) マタ
185 まだれ(广) ネマ 府 庁 序 庫 康 廉マ 廊 床
186 まめ(豆) マメ
187 み(身) ミシ
188 みず(水) ミス
189 みずから(自) カラ
190 みみ(耳) ナミ 職 聖ミ
191 みる(見) ニミ 規 視② 覧 観
192 む(厶) ムア
193 むぎ(麦) ムキ
194 むしへん(虫) ムシ 蛮 融
195 むじな(豸) ヨム
196 むら(阝) ヌオ ― ⚠️(34「おおざと」と同一符号。原本どおりだが要確認)
197 め(目) ナメ 直 盲 看② 省 眼 督 睡
198 めめ(爻) メイ
199 めん(面) オモ
200 もちいる(用) モチ
201 もんがまえ(門) カモ 閲 閑② 闇モ
202 や(矢) ヤシ
203 やま(山) ヤマ 岐 峡 崇
204 やまいだれ(疒) ヤレ 疫 疾 症② 痘 痴 療 癒 痢
205 ゆうべ(夕) ユウ
206 ゆみ(弓) ユヒ
207 よつてん(灬) ワヨ 点 然 烈 勲
208 よん(罒) ヨア ― ⚠️(6「あみがしら」と同一符号。原本どおりだが要確認)
209 らいすき(耒) スキ
210 りっしんべん(忄) リシ 性 恒 情 惰 愉 慢 憶 慨 憾②
211 りっとう(刂) リト 刊 刑 列 判 券 則 剤 剖 剰② 副 創 劇 剛 制②
212 るまた(殳) イマ
213 れいづくり(隶) ワレ
214 わかんむり(冖) ワリ

気づいた点

  1. 部首符号「ヨア」「ヌオ」「ツイ」が、それぞれ2つの部首に割り当てられている:「ヨア」(#6あみがしら/#208よん)、「ヌオ」(#34おおざと/#196むら)、「ツイ」(#122つめ/#150のつ)。これは誤記ではなく、六点漢字の基本規則(訓読みがない場合は部首符号の1文字目、同音字と重複する場合は2文字目を識別符号に用いる)どおりに動作する限り、実用上の支障は生じない構造だと考えられる。
  2. 丸数字・片仮名一文字の注記は、同音字の識別符号バリエーション番号である(II章(3)の「コウ1・コウ2・コウ3・コウ4」と同じ仕組み)。
  3. 「素直な符号」と「独自に作られた符号」が混在:あお→アオのような部首名そのままの符号と、あしへん→ワアのような無関係な符号が併存している。

検証に使用したデータについて

II章・III章の点番号列は、以下の2つの独立データとの機械照合により検証・修正した。

両データを相互に突き合わせた結果、全1,945件中1,943件(4マス漢字2件を含めれば実質全件)が一致し、 規則・調整音符号の体系が3系統の独立資料(沖縄資料・n1-jisデータ・kanji.csv)で一貫していることが確認できた。


変換ログ・今後の作業

  1. 第10版での更新点
    • ◎印の意味を確定:訓読みがない漢字で、識別符号(3マス目)が部首符号由来になっている場合に付く(既存の「◎印は部首を示す」という注記を、実データで裏付けた)。訓読みがある漢字(例:犯=おかす→3マス目「お」)には付かない。
    • この規則に基づき、「ギ2=宜」に◎印を追加(宜は訓読みを持たず、3マス目「う」がうかんむりの部首符号「ウオ」の1文字目と一致するため)。
    • 点字○●表示をMarkdownファイルへ埋め込む実験を行ったが、使用中のMarkdownビューアではHTMLタグ(<span>等)が一切解釈されないことを確認。MDファイルへの埋め込みは行わず、HTML版(Kumecchi_Rokutenkanji_no_Kiso.html)のみで採用する方針とした。
  2. 第9版での更新点
    • 識別符号(3マス目)の決定規則を確定:①訓読みがあればその最初の音、②訓読みがなければ部首符号の1文字目、③1文字目が同音字と重複する場合は部首符号の2文字目、という優先順位であることが確認された(六点漢字の基本規則)。
    • この規則により、あしへん(ワア)・うかんむり(ウオ)・おおざと(ヌオ)の各部首群で、訓読みのない漢字の識別符号が部首符号の1文字目(ワ=3、ウ=14、ヌ=134)に統一されていることを、n1-jis辞書との照合で確認した。
    • 部首符号3件の重複(ヨア/ヌオ/ツイ)は、転記ミスや原本の誤りではなく、上記規則(同音字重複時は2文字目を使用)を前提とした設計であると理解が更新された。
  3. 第6版での更新点
    • 「ギ2」の漢字を「宣」から「」に修正した(n1-jis辞書を6,349件全体で検索し、256,23,14 を持つのが「宜」のみであることを確認。「宣」とは字形が酷似しており、原本からの目視転記時の見間違いだったと判断)。
  4. 第5版での更新点
    • kanji.csv(=Zenkanji.pdf/kanji.xlsと同一データ、長谷川貞夫先生の記法によるカタカナラベル表記)をn1-jis1/2.txtと機械照合し、双方の整合性を検証(1,945件中1,943件一致、残り2件は4マス漢字の解析漏れと判明し実質全件一致)。
    • 「ギ2」の点番号列が辞書と一致しない件を発見(後に第6版で解決)。
  5. 第4版での更新点:用語「点コード」を「点番号列」に統一した(JIS漢字コードの「区点コード」との混同を避けるため)。冒頭に用語注釈を追加した。
  6. 第3版での更新点
    • 目次を原本準拠のページ番号ベースから、本ファイルの実構成に基づくものへ変更。
    • n1-jis1.txtn1-jis2.txt(6,349件の音符号辞書)との機械照合により、間・係・鮮・犯・有の5件の転記誤りを修正。
    • 規則(5)(6)(7)が本文中に2回重複していたのを解消し、原本の見出し構造(「1マス目が46の点の場合」)に一本化。
    • (3)-ウの表のマークダウン構文の誤りを修正。
  7. 解決した「2マス目の謎」:規則音符号(1)の「間」「山」の2マス目が標準点字の番号列と一致しなかった件は、n1-jis辞書との照合により単純な転記誤りと判明した(間は26→16、山は256→156が正しい)。「南」を含む他13例はすべて標準どおりの番号列と一致しており、規則音符号は「2マス目=最初の音の標準点字の番号列」という単純な原則に従っていると結論づけられる。